2014年7月21日

『竹鶴ノート』の脚注を執筆…

 三連休の最終日。今日が何の日だったのかも忘れていたが、海の日だという。それよりテレビでやっていたが、アメリカのアポロ11号が月面着陸に成功したのが、今から45年前の1969年7月21日だったという。

 ということは高校1年生。リアルタイムでテレビを観ていたかどうかは記憶にないが(ちょうど夏休みで、そうであればテレビのない下宿から実家に帰っていたはず…)、当時のことは鮮明に憶えている。あれから、もう45年が経ってしまったとは。

 結局この三連休も、いつにも増して仕事に追われた。土・日の2日間は東京書籍の竹鶴本の、ちょうど「竹鶴ノート」の脚注を執筆。原稿用紙にして30枚ほどを一気に書いてしまう。今日は午前中に大阪から『Whisky World』の出力紙一式が届いたので、その最終チェック。丸ごと一冊を校正し、それをFAXするため3時すぎにスコ文研。明日22日(火)が、いよいよ下版である。

 それが終わったところで再び恵比寿の仕事場にもどり、こんどは検定テキストと次号の『ウイスキー通信』のラインナップ、台割を作成。いよいよ『マッサン』の放送も近くなってきたので、そのことについても触れなければならない。

 その他、エキスパートの集中講座、全国各地のセミナーと、やることが目白押しだ。
  

Posted by 土屋 守 at 18:48その他

2014年7月18日

『Whisky World』の入稿作業

 このところの暑さと、あまりのスケジュールで体がバテバテである。しかし、そうもいってられないので昨日朝からワールドの原稿と校正。巻頭特集のキャプションやらテイスティングのコメントなどを書いてしまう。

 その後昼すぎにスコ文研に行き、3時にNHK出版のYさんとミーティング。この夏4冊目の単行本の打ち合わせだが、さすがにマネージできなくなったので(当たり前だが)、出版時期をずらしてもらう。『世界の名酒事典』の季節もやってきたし、とにかく取材、インタビュー、セミナーの依頼が相次いでいる。今年一杯、ほとんどの土日は全国あちこちでセミナーである…。

 ということで再びワールドの入稿作業にもどり、6時半から恵比寿の創作和食居酒屋でアサヒのYさん、Mさん、マガジンハウスのIさん、うちのスタッフNさんを交えて5人で会食。マガジンハウスからは2冊の雑誌(うち1冊はムックで竹鶴特集)を依頼されていて、その打ち合わせでもあった。とりあえず生ビール2杯を飲んだあとは、竹鶴17年のロックをガンガンに飲む。今年はとにかく竹鶴を飲む機会が増えそうだ。

 今日も朝からワールドの校正、最後の原稿を書き、昼すぎにスコ文研。入稿は今日が締め切りで、とにかく時間との勝負である。そんな中ではあったが、再び4時半に、今度はNHK大阪の報道部の3人が事務所に来て、竹鶴関連や、ウイスキー全般、特にいま世界で何が起きているのか、なぜジャパニーズウイスキーがこれほど人気なのか、ジャパニーズの特徴などについて1時間半ほど語る。とにかくセミナーも含めて、NHK関連の仕事の依頼がこのところ目白押しである。

 6時前に取材を終え、再びワールドの入稿作業。結局7時半近くまでやったが間に合わないということで、連休中まで持ちこし…。8時すぎに諦めて恵比寿にもどることにした。
  

Posted by 土屋 守 at 18:38その他

2014年7月16日

屋形船でバーボンを満喫!

 バーボンフェスが終わって休む間もなく、東京書籍の竹鶴本、検定テキスト、そしてギリギリにせまった『Whisky World』の入稿作業。月・火はそのことに集中し、今日はバーボンウイークの目玉の1つ、“屋形船で楽しむバーボン”のイベント。

 5時すぎに事務所を出て、地下鉄を乗り継ぎ晴海の月島桟橋へ。6時半に集合ということだったが、早い人はもう来ている。屋形船の会社ごとの桟橋かと思ったら、そうではなく多くの会社の屋形船が集結している。これも東京オリンピック招致のために、東京都が整備した港湾まわり、運河の整備の賜物だろうか。昔では考えられないくらいに水もキレイになり、水路沿いの遊歩道も整備されている。

 今回の参加者はスタッフも入れて60名。7時5分前には全員集合し、濱田屋の焼肉屋形船、『大御所』に乗船。大御所とは、屋形船の老舗だからこう言われているのかと思ったが、そうではなく本格焼肉が楽しめる新造船の名前であった。それにしても、大御所というのは…。

 コースはいくつか選べたが、最もポピュラーだという隅田川・お台場コースとした。一度東京湾に出て、それから隅田川を遡り、その後レインボーブリッジ、お台場海浜公園というコースである。しかし、窓の外の景色を楽しむ暇もなく、ひたすら焼肉を食べて、そしてビールやバーボンをガンガンに飲む!

 2時間半のコースだったが、よくぞこんなに飲んだものだと感心するほどバーボンが空いた。用意したバーボンは2人に1本の割の30本近く。そのうちの20本近くを60人で飲んでしまったのではないかと思う。

 暑い夜に焼肉を食べながら飲むバーボンは格別である。それも、やはり野外がよく似合う。途中、フジテレビが正面に見える湾で停泊したが、屋上でかき氷のサービスがあった。火照った体と汗に夜風が気持ちよく、バーボンがしみてゆく。多くの屋形船も同湾に停泊していたが、モーターボートでアイスクリームを売りにくるのには驚いた。まるでアジアの水上マーケットである。まあ、気候はアジアの熱帯そのものだが。

 予定通り9時半に出発点の月島桟橋にもどり、その後電車で帰宅。バーボンフェスもバーボンウイークのイベントも、とにかく無事おえることができた。あとはひたすら…。

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2014年7月13日

バーボンフェス当日…

 ついにバーボンフェス当日。昨日も一日中、恵比寿の仕事場にこもってワールドの原稿、竹鶴本の原稿と格闘。その合間に本日のセミナー、「ジョージ・ワシントン」の資料調べ。

 ワシントンの蒸留所については、すでに一冊の本になっていて、それを「ディスカス(アメリカ蒸留酒組合)」の担当者が送ってくれたが、とても読んでいる時間がない。2時間ほどかかって、飛ばし読み。必要なところだけ、とにかくメモを取る。

 それにしても台風一過のせいか、ムシ暑い。昨日あたりから、仕方なくエアコンをつけ始める。また、暑い夏との戦いだ。

 今朝は5時に起きて、7時すぎに恵比寿を出、フェスの会場である錦糸町の東武ホテルに向かう。8時に着いたが、すでにうちのスタッフのほぼ全員が揃っている。さっそく本やボトルにサインをして、ブースの準備。フェスオリジナルの200mlのバーボンもつくったので、アイテム数がかなり多くなっている。その後、10時すぎにジョージ・ワシントンの衣装に着替え(!)、会場へ。

 リンカーンに扮したキリンの田中城太さんも、ジャック・ダニエルに扮したスコ文研のSさんも準備ができていて、その格好でスタッフ全体ミーティング。その後、予定どおり10時45分にオープンし、11時に開会宣言。2回目となる、「バーボン&アメリカンウイスキーフェスティバル2014」がスタートした。

 去年の倍の広さの会場となったため、かなり余裕に見えるが、昼をすぎてから入場者も増えはじめた。1時すぎに3階のセミナー会場に移動し、1時45分から「ジョージ・ワシントンのウイスキー」のセミナーを開始。そのためにワシントンに扮していたのだが、まさか、その衣装のままセミナーをやることになるとは…。

 ギリギリまで気をもんでいたが、フォアローゼズのライアンさんが、ワシントンのウイスキー2種を、わざわざアメリカからもってきてくれ、どうにか間に合わせることができた。その2種とは、2年熟成以上のストレートライウイスキーと、蒸留したてのニューポット。実際のボトルを見るのは、私も今回が初めてだった。

 セミナーではワシントン家のこと、アメリカの独立、13州のそれぞれの事情、そして初代大統領となったワシントンの足跡と、1797年に建てられた、マウントヴァーノンの蒸留所について、それがどんな規模の蒸留所だったのか、どんな造りをしていたのかを語り、最後に2種類をテイスティング。

 小樽熟成のせいか、2年物にしてはよく出来ているのと、ニューポットのライウイスキーが非常に面白いというのが、私の感想である。いずれにしろ、歴史的なウイスキーを飲んでいるのは間違いないのだ。

 セミナー終了後に再びメイン会場にもどり、全体の進行をチェック。「ボーダーカウボーイ」の最後の生演奏が終わった4時50分に、閉会の挨拶をして、無事フェスは終了。今年は結局、1000名強の入場者があった。

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Posted by 土屋 守 at 18:51その他

2014年7月9日

究極のブレンデッドマラソンがスタート

 清里や秩父から帰って休む間もなく、連日東京書籍の竹鶴本、ウイスキー検定のテキスト本、そして光文社文庫の校正、画像さがし等がつづいている。その合間にワールドの原稿、そして佐渡高校の原稿だ。佐渡高校の原稿はとうに〆切が過ぎていたため、月曜の午前中になんとか14枚を書き上げ、送信してしまう。フェスの準備、その荷物発送のためにスコ文研のオフィスは足の踏み場もないほどだ。

 今日も午前中は竹鶴本の校正、テキストの校正をやって、午後スコ文研。バーボンフェスで販売するオリジナルのミニボトルのラベルができたので、それを貼ってボトル撮影。

 今回のオリジナルはすべてバーボンで、しかも200ml。私がブレンドした4種類のバーボンで、味のイメージがキャッチコピーとなっている。とりあえず、分かりにくいのでB1からB2、B3、B4とコード番号を入れた。できればB29まで行きたいと思っている。それとは別に、大阪フェスで好評だった(?)、検定ブラインドボトル2種も詰めている。中身はもちろん単体銘柄で、今回はどちらもバーボンだ。まあ、ウイスキー検定でブラインドテストをやるわけではないのだが(ひょっとして1級くらいでは…)。

 そんな撮影やら、準備におわれまくっていたが、7時からスクールの新しい企画、「ブレンデッドマラソン」の第1回目がスタート。3月に企画した時は、まだまだ先だと思っていたのに、アッという間だった。これは「究極のモルトマラソン」のブレンデッド版で、私の『ブレンデッドウィスキー大全』に出ているボトルを、すべて飲んでしまおうというもの。マラソンというように、またまた長丁場の企画だ。

 第1回目のアイテムは、①エンシャントクラン、②アンティクァリー、③ベイリー・ニコル・ジャーヴィー(BNJ)、④ベル、⑤ビッグピート、⑥ブラックボトルの6種類。コストパフォーマンスは①のエンシャントクランかもしれないが、美味しいのはやはりBNJか。原酒として使われているグレンモーレンジのDNAが効いている気がする。ベルはやはり、往年の名スコッチ。他に比べると、ややクラシカルな気がするが、悪くはない。いずれにしろ、こんな機会でもないと、これだけのブレンデッドを飲むことはないだろう。

 ということで、第1回目は9時すぎに終了し、その後、代表世話人のSさん、元スタッフのTさんら4人で久しぶりに恵比寿駅前のソバ屋に行き、ソバを堪能。やはり、飲んだあとのソバは旨い! この半年間、あまりに忙しすぎて、すっかりソバの味も忘れていた…。

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Posted by 土屋 守 at 17:23その他

2014年7月6日

ポール・ラッシュと秩父蒸溜所…

 昨日はホテルで朝食をとったあと、社長のFさんの案内で清里の発展につくしたポール・ラッシュの記念センターを見て回る。ポール・ラッシュはアメリカ・ケンタッキー州のルイヴィルの出身。戦後、清里でモデルファームをつくり、発展に尽力した。現在はキープ協会が、その遺産を受け継ぎ、清泉寮などの施設を運営しているという。

 清里というと、ペンションブームでバブルに沸いたことくらいしか知らなかったから、ポール・ラッシュとキープ協会、その記念センターは私にとって新鮮だった。本当ならばゆっくりと時間をかけて回りたかったが、東京での仕事が残っているため、昼前の電車で午後には東京にもどる。京都でセミナーがあるという輿水さんとは、小淵沢の駅で別れた。

 もどって、東京書籍の竹鶴本の執筆、校正。さらに佐渡高校の同窓会報に依頼された原稿を5枚ほど。同じことをやっていると飽きてしまうので、その後、こんどは『Whisky World』の原稿を書き進める。次号の巻頭特集のために、新たにエドラダワー、マッカラン、グレンロセス、グレングラント、アナンデールの5つの蒸留所について書かねばならない。

 今日も朝イチから原稿。高校の同窓会の原稿のつづきを書き、その後12時半の池袋発の特急に乗って秩父のイチローさんの蒸溜所へ。これもワールドの取材だが、ついでということでスタッフとの懇親会も兼ねていた。さらにスコ文研・富山支部の面々もバス1台を仕立てて、はるばる富山から見学に訪れている。いつもながら、その熱心さに感心してしまう。支部長のUさんや、世話人の方々には頭が下がる思いだ。

 富山支部の一行が帰った後で、ワールドの取材とうちのスタッフの見学。新しくできた製樽工場は、今回初めて見た。それが終わったところで秩父駅前に場所を移して、総勢13名ほどで懇親会。帰路の電車のこともあったので、9時頃にお開きとし、再び西武秩父駅から特急に乗って池袋へ。恵比寿の仕事場にもどったのは11時半すぎとなっていた。

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Posted by 土屋 守 at 17:06その他

2014年7月4日

清里の萌木の村で輿水さんと対談

 宮古島からもどって、再び検定の公式テキスト、竹鶴本、『Whisky World』の原稿におわれる日々。その間にも、バーボンフェスの準備が進む。

 今回のセミナーはメーカーズマークのディッピングセミナーとフォアローゼズ、そして私の「ジョージ・ワシントンのウイスキー」の3つだ。ワシントンのウイスキーについてはマウントヴァーノンの復活蒸留所のウイスキーがなんとか手に入らないか、スタッフのNさんが現地と交渉していたが、ようやくライウイスキー2種が手に入ることになった。

 1本は熟成ライ(2年物)で、もう1本はニューポットのライ。ワシントンの蒸留所が復元され、オープンしたのが2007年。たしか2009年と11年に蒸留しているはずだ。その後も不定期に生産していると思うが、なにせその生産量があまりにも少ない。2009年の時は2週間やって出来たウイスキーは、バレル1~2樽分しかなかった。

 2010年のオークションでは、ハーフボトルで1本の値段が300ドル以上。今回我々が手に入れたのも2年物のハーフボトルで1本180ドル、ニューポットでも1本90ドルという値段だ。いずれにしろセミナーでは、この2種をテイスティングしてもらおうと思っている。もう二度と、こんなチャンスはないだろう。

 昨日まで、そんな準備に毎日おわれていたが、今日は午前11時の特急あずさで新宿から小淵沢まで行き、そこでライターのN君、カメラマンのIさんと合流して清里高原の萌木の村へ。その中にあるホテル「ハットウォールデン」のバーで、サントリーのチーフブレンダー、輿水さんと対談。

 次号の『Whisky World』の企画で、前々から萌木の村には来たいと思っていた。今回、夏の特集ということで、リゾートホテルのバーを取り上げることにした。清里は山梨で、山梨といえば輿水さん。萌木の村については輿水さんからも話を聞いていた。それではということになり、対談が実現したのだ。

 対談は5時からだったので、まずは施設内を社長のFさんの案内で見て回る。八ヶ岳ビールといい、地下セラーといい、オルゴール博物館といい、思っていた以上に見るところが沢山あり、しかも、どれもこれも素晴らしい。実は来年のアウトドア・ウイスキーフェスティバルの会場にしたいと、考えているのだ。今回は、その下見も兼ねていた。

 予定通り5時すぎからホテルのバーで、輿水さんと久しぶりの対談。今回は大学時代、天文同好会に所属し、この清里にも天文観測でよく来ていたという輿水さんと、ウイスキーならぬ天文談義。本当は長和フェスの時、キャンプファイヤーを囲んでやろうとしていた企画の1つだった。

 私も天文少年だったので、どんな観測をしていたのか、どんな望遠鏡を持っていたのか、話はつきない。みずがめ座流星群、ペルセウス座流星群など懐かしい話もできた。そのままでは星の話で終わってしまいそうだったので、途中からウイスキーの話にもどし、ブレンダーと星の関係などについても伺った。星へのロマンとブレンダーの仕事がどう通じるのかなど、興味深い話を聞くことができた。

 結局、対談後もレストランで一緒に食事をし、さらにその後バーにもどって、地元のウイスキーファンを交えて、12時近くまで飲んでしまった。さすが山梨だけあり、サントリーの古いボトルがバーには沢山ある。最後は、何を飲んだのか記憶がない…。

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Posted by 土屋 守 at 16:24その他

2014年6月30日

沖縄・宮古でセミナー&釣り&観光…

 28日の土曜は朝4時起きで、6時50分羽田発の飛行機で沖縄の宮古島へ。バー「THINK」のセミナーと釣りのためで、10時半すぎに着き、釣り仲間のUさんの出迎えをうけ、まずはUさん宅で一服。

 宮古に来るのも、今回が6回目。THINKでのセミナーも3回目となる。それにしても暑い。先週、沖縄に行った時はまだ梅雨で、気温はそれほどでもなかったが、来る直前に梅雨明け。そのとたんに強烈な暑さ、そして日差しだ。

 ホテルのチェックインまで時間があったので、平良市の食堂で、さっそく宮古ソバ。その後、来間島や、本島のいくつかの漁港を見て回ったが、まったく魚影は見えず。Uさんによると、水温が30℃近くあり、魚はまったく寄ってこないとのこと。数投のキャストで早々に諦め、3時すぎにホテルにチェックイン。仕度をして5時からTHINKで、モルトセミナー。

 今回はTさんが用意した①ブッシュミルズ1608アニバーサリー、②ペンデーリン・ピーテッド、③シックスアイルズの3種をテイスティングしながら、アイリッシュ、ウェリッシュ、そしてスコッチのアイランズモルト、ヘブリディーズ諸島の話をする。ついでに、今回のテーマにはなかったが、NHKの『マッサン』の話も。

 セミナーは予定通り7時すぎに終了し、その後、近くの居酒屋で食事。とにかく、生ビールが旨い。地元沖縄のオリオンビールの生だが、いくらでも飲めてしまう。大量の汗をかくせいか、体が欲してしまうのだ。再びTHINKにもどって、モルトを1杯やり、11時前にホテルにもどって就寝。

 昨日の日曜日は8時40分にUさんに迎えにきてもらい、Uさんの友人の船で、釣りに出る。風が強く、白波が立っていて予定していたポイントに入れず。強烈な太陽の下、厳しいコンディションでの釣りとなったが、ルアーで、なんとかタマンなど数匹をキャッチ。小さい魚はリリースし、食べごろサイズはキープし、後で料理してもらうことに。

 それにしても、梅雨明け直後の宮古の海はキツイ。21年前にも梅雨明け直後に1週間釣りをしたことがあるが、太陽はもはや暴力である。船の上にいっさいの日影がなく、しかも一度出ると、次の満潮まで帰港できないということで、船上に8時間くらいいて、ようやく5時前に帰港。

 日焼けの恐怖は過去にイヤというほど体験していたから、長ズボン、長ソデ、手袋で肌の露出は極力おさえ、さらにSPF50という日焼け止めクリームを塗っていたが、それでも日に焼けてしまう。驚いたのは服を着ていても日焼けしていることだった…。ましてや露出をしている部分は…。

 久しぶりに過酷な釣りをして、全身筋肉痛にもなり、体力的にもヘトヘト。持ち込んだ居酒屋で刺身と煮付けにしてもらい、7時から食事をしたが、疲れて睡魔が襲う。再びバーTHINKに行き、カクテルとウィルソン&モーガンのラフロイグ20年を飲んだが、限界にきていて10時すぎにホテルにもどり、そのまま爆睡…。

 今朝は、案の定、全身筋肉痛だが、そうも言ってられず、朝食後に検定テキストの校正を、ホテルの自室で。チェックアウト時間を延長してもらい、ひたすら仕事。一段落したところでUさんに迎えにきてもらい、宮古の隣の伊良部、下地島に観光に行ってきた。さすがに釣りをする元気がなかったので、Uさんの提案で、行ったことがなかった伊良部に渡ることにしたのだ。

 そういえば、昨日釣りをしている時に、20頭近くのウミガメを見た。キャストの邪魔になるほど宮古の海はウミガメが多い。ウミガメを釣ってしまったらエライことである。さらにウミヘビが泳いでいるのも見た。一番有名なのはイラブウミヘビらしいが、伊良部島は海人(ウミンチュ)、イラブ漁師で有名な島だ。のどかな島を回り、さらに隣の下地島に行って旅客機の訓練用の飛行場も見る。

 21年前に海から見たことはあったが、陸上から見るのは初めて。その西側の海が絶景である。泳ぎたい気持ちもあったが、太陽の下に肌をさらすのが怖い…。いくつかのポイントを案内してもらい、4時すぎのフェリーで再び宮古にもどり、7時40分発の飛行機で羽田にもどってきた。浜松町からタクシーを使ったが、恵比寿の仕事場に戻ったのは12時半頃になってしまった。

 ひと足早い夏休み…。いや今年、最初で最後の休みだったのかもしれない。

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Posted by 土屋 守 at 17:23その他

2014年6月27日

モルトマラソンと通信の発送

 今週はあまりに忙しく、このブログも書くことができなかった。連日ウイスキー検定の公式テキスト本の執筆、校正。そして2週間後に迫ったバーボンフェスの準備、そのミーティングなどにおわれた。

 24日の火曜日は16回目となる“究極のモルトマラソン”。昨年の1月に始まったモルトマラソンも、いよいよスコッチのスタンダード編の最終回となる。スコッチの閉鎖された蒸留所、ジャパニーズ、アイリッシュ、その他のシングルモルトは、今年の秋から来年にかけてだ。

 ということで、①トバモリー、②レダイグ、③トマーティン、④トミントール、⑤トーモア、⑥タリバーディンの6種をテイスティング。テーマもつきてしまったので、最初にマル島とアイオナ修道院、聖コロンバ、ケルズの書などについて触れ、その後順番に飲んでいく。

 ①のトバモリー、②のレダイグ(現地の人の発音はレイチェックだが…)は、46.3%というこだわりのボトリング度数。以前に比べてそのコンセプトがしっかりしていて、はるかに美味しい。特にヘビリーピートのレダイグは悪くないかもしれない。

 ③のトマーティンは15年物。④のトミントールは、こちらもピーティバージョン。トミントールにはフェノール値88ppmという、ウルトラヘビーピートがあるが、これはそれとノンピートのミックスか。穏やかなピート香が心地よい。⑤のトーモアはGMのコニサーズチョイスだったが、やはり秀逸。今回の中ではダントツの旨さ、バランスの良さだ。⑥タリバーディンもオフィシャルだが(今回は珍しくトーモア以外すべてOB)、やや中途半端な感じが否めない。これといった特徴に乏しい気がする。どこか、ローランドの3回蒸留のようなニュアンスがある。

 ということで、タリバーディンで最後になるのも口惜しいので、口直し(?)という気持ちもこめて、ベンリアックの1976、キンコーズの3rdを出すことにした。速攻で売り切れた、幻のベンリアックで、やはり今飲んでも、うっとりするような旨さがある。なかなか、今後はこういうボトルは出てこないだろう。出てきたとしても、値段がバカ高くて、手が出ない可能性が大である。

 区切りの会ということもあり、予定をオーバーして9時20分頃に終了。そのまま恵比寿の仕事場にもどる。

 25日の水曜は『ウイスキー通信』の発送作業をして、4時すぎからバーボンフェスの全体ミーティング。人員配置など、これから決めなければならないことも山積みだ。その中で、無事通信の発送もできてホッとする。

 26日(木)は、そのバーボンフェスの招待券送り、光文社文庫と『Whisky World』の画像選び、そして7時から再び究極のモルトマラソン。今日も一日中、検定テキストの執筆、校正、そしてフェス招待券の発送作業におわれた…。もうじき6月も終わりである。

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Posted by 土屋 守 at 17:21その他

2014年6月20日

ジョニーウォーカー・シグネチャーとは…

 昨日は沖縄のホテルで原稿の校正をし、午後イチの飛行機で東京にもどる。そのまま恵比寿の仕事場で、再び「ウイスキー検定・公式テキスト」の校正作業。今日の午前中も、その校正作業をつづけ、昼すぎにスコ文研。2日留守にしただけだったが、すでに仕事が山のようにたまっている。ここへきて、セミナーや講演会の依頼も殺到しているのだ。秋には大阪と横浜のNHK文化センターでセミナー、そしてこれはセミナーではないが、8月下旬には台湾に行って、グレンモーレンジのイベントにパネラーとして出席予定だ。

 そんな事務仕事を処理して、3時から小学館のT氏らを交えて検定テキストのミーティング。レイアウト案、デザイン案ができて、テキストの出来あがりが具体的にイメージできるようになった。あとはとにかく、ひらすら執筆・校正・編集作業である。

 ミーティング後、6時前にスコ文研を出てタクシーで英国大使館へ。7時から大使公邸で、ジョニーウォーカーのスペシャルディナーに招待客として参加。「ジョニーウォーカー・シグネチャーブレンド」の日本でのローンチのためのディナーで、招待客は私を含めて4人のみ。それにディアジオの担当者3名と、このためにスコットランドから来日したマスターブレンダーのジム・ビバレッジさんを入れて8名という、小ぢんまりとしたディナーだ。

 シグネチャーブレンドは、ジムさんが顧客のために目の前でブレンドしてくれる、世界に1つしかないプライベートブレンドで、その仕組みを聞いて驚いた。そのために特別に選りすぐった原酒が36種類。そのサンプル持参で世界を回っているというのだ。本来は「ジョニーウォーカーハウス」のためのもので、このハウスの特別サービスだが、日本だけはハウスがなくても、このサービスをやってくれるという。

 「ジョニーウォーカーハウス」については、ニュース等で知っていたが、現在これがあるのは上海と北京とソウルの3ヵ所のみ。特に北京のものは有名で、天安門広場の一角にある、歴史的なビル丸ごと1棟がジョニーウォーカーハウスになっていて、ごく限られた中国のセレブしか出入りできないという。

 プライベートブレンドは、その36種類の原酒からつくられるが、個人のテイストや考えを反映させながら、ジムさんが目の前でレシピを作ってくれる。そのレシピはジムさんがスコットランドに持ち帰り、実際にブレンド、後熟を行い、特別のボトルに詰めて注文主に送り届ける。発注から納品まで9~10ヵ月近くかかるという。もちろん、そのレシピは世界に1つしかない、プライベートレシピだ。

 そんな話を聞きながら、今回来日して作った3つのシグネチャーブレンドをテイスティング。1つは、まるで初夏の風を思わせるようなライトでクリーンなジョニーウォーカー。ジョニーの特徴であるスモーキーさが抑えられ、まるで大使公邸の庭に咲いているアジサイのようなイメージなのだ。

 もう1つはシェリー樽原酒を効かせたリッチでスパイシーなブレンド。こちらはジョニーウォーカーのハウススタイルであるスモーキーさが効いている。そして3番目が雑誌「レオン」の編集長のためのプライベートレシピで、男らしい、マッチョなフレーバーが特徴となっていた。すべてジョニーウォーカーなのだが、飲み比べてみると、こんなにも違うのかと、目からウロコの思いがする。

 3はブレンデッドというより、ヴァッテッドに近いが、1と2はグレーンウイスキーが見事な調和を見せていて、改めてブレンデッドにおけるグレーンの重要性を思いしらされた。ジムさんは、ある意味、グレーン使いの名手かもしれないと思った。いずれにしろ、スゴイことを始めたものである。ジョニーウォーカーが保有する樽は800万樽、ブレンダーの数は12人というが、そのトップに立ってチームを率いるのがジムさんなのだ。

 料理も実に美味しかったが、ウイスキーも、そしてジムさんの話も実に興味深い一夜となった。どうせなら、日本にもジョニーウォーカーハウスを作ってほしいと思うのだが…。
  

Posted by 土屋 守 at 18:33その他